独特なデザインと深緑色の葉っぱが特徴の観葉植物のモンステラ。

ふだん深緑色の葉が白い状態になっていると要注意のサイン、そのまま放置していると枯れてしまう恐れがあります。

モンステラの葉っぱを白い色にしている原因は何か、対処方法はどのようにすれば良いのでしょうか。

モンステラの葉っぱが白い原因は害虫の寄生

モンステラ 葉っぱ 白い

モンステラの葉っぱが白い状態になるのは、害虫の寄生が原因の大半を占めています

寄生する害虫の名前はアザミウマ、英名からスリップスとも呼ばれる微小で細い体型の昆虫です。

一般的な体長は1~2ミリメートル、体色は淡黄色から黒までさまざまです。

吸汁用に特化した口器で植物の表皮に穴を開けて、モンステラの生育に必要な栄養分を吸い取ります。

モンステラの葉っぱが白い状態になっているのは、アザミウマに葉の中にある細胞から葉緑素や色素を吸い取られているためです。

害虫の寄生は、モンステラの葉っぱを白い色にするだけではなく、さまざまなウイルスに感染させる危険性を含んでいます。

アザミウマの発生時期は5~11月ですが、室内温度が高い場合には冬の時期にも発生するため、寒い季節にも油断はできません。

また、飛翔能力は乏しいながらも飛行は可能なため、周囲にある他の植物へ被害を与える可能性があります。

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モンステラの葉っぱに被害を与えるアザミウマには、どのように対処すればよいのでしょうか。

害虫予防の基本といえば、葉っぱに水分を与える葉水です。

アザミウマを含む害虫は水分を嫌うため、適度な葉水は効果的な予防方法として知られています。

また、長期間に渡り効果を発揮する浸透移行性の殺虫剤も有効です。

薬剤成分を根から吸収しているため、葉っぱや新芽から養分を吸い取る吸汁性害虫に効き目があります。

駆除には、粘着テープを使用して取り除きますが、粘着性が強すぎると葉っぱや新芽を痛めるので、セロハンテープなどの粘着性が比較的弱いタイプを用いましょう。

まとめ

モンステラの葉っぱが白い色になるのは、アザミウマの寄生が原因です。

アザミウマは吸汁性害虫ですから、葉緑素や色素が吸い取られることで葉っぱが白くなるのです。

予防対策としては、さまざまな害虫に予防効果を発揮する葉水をおこないましょう。

駆除は、セロハンテープなどを使用して、アザミウマを取り除きます。