モンステラを増やしたい場合、株分けはとても重要です。
根を傷つけてしまうと成長しない心配もありますが、モンステラは強いので、少し傷ついた程度では完全には枯れません。
もし、枯れそうな場合でも、対処の仕方はありますので、根が詰まっていそうでしたら、思い切って株分けしてみましょう。
モンステラを株分けする時の切る位置を確認するための準備
株分けをする前に準備があります。
株分けの時期は、5月から7月になります。
この時期に行うことで、成長期に根が張り、元気に成長してくれます。
鉢の底を見て、根が出ていたり、窮屈な感じがしたら、もう少し大きな鉢に植え替えるか、株分けをした方がいいです。
鉢の上からこんもり土が盛り上がっている場合も、根が張り巡らされている可能性が高いです。
周りを見て、葉が傷んでいたり、虫がついている場所や、黒く変色している所ははさみで取り除いてください。
作業する時は手袋をつけて、葉を切った時に出る、毒素のある白い汁に触らないように気をつけます。
鉢から根をそっと取り出します。
出てこない場合には、鉢の周りをスコップでぐるりと回すと、出しやすくなります。
根を出したら、根と土を優しくほぐします。
この時、根が黒くなっている部分ははさみで切り取ってください。
株分け後は、株を広げながら鉢に入れ、用意した土を隙間なく入れます。
肥料は与えず、水を下からしたたり落ちるくらいたっぷりとあげたら、2週間ほど風通しの良い日陰に置いて、根が落ち着くのを待ちます。
その後は、徐々に日に当てて、株を環境に慣らしていけば根が張って、モンステラが成長しますよ。
モンステラの株分け 切る位置はどの辺りが良い?
「株分け」と聞くと、言葉のまま、株を分けて増やすこともできますが、茎から生えてきている気根を利用して増やす方法もあります。
株分け=挿し木と解釈する方もいます。
モンステラが大きくなったり、根が窮屈になってきた場合には、根を整理しながら鉢に植え替える方法が合っていると思います。
根と土をほぐして、分かれていそうな所を探すのですが、根が混んでいるとどこで分けてよいか分かりません。
分ける所を、はさみでバッサリと切ってしまってください。
根が長かったら、3分の1程度まで切って大丈夫です。
茎を使って挿し木をする場合には、葉の根元や、気根の生え際、節を避けて切ります。
切る場合には切れ味の良い剪定ばさみか、カッターなどでもいいです。
茎がつぶれないように注意して下さい。
出来れば、葉が1、2枚ついている方がいいです。
切り取った後は、切り口を上にして土に挿し木をすれば良いのです。
その後の管理は、株を分けた場合と同じで、風通しの良い日陰で2週間ほど、徐々に日に慣らしてください。
まとめ
根が詰まっている場合の方がモンステラにとってストレスを溜めてしまいます。
思い切って株分けをすると、すっきりして成長も良くなります。
茎が青々としていれば茎からの株分けもできますので、無限に増やせますね。