エキゾチックさを漂わせるモンステラはその個性的な葉っぱで観葉植物としても人気ですが、実は花や実も付けるのをご存知ですか?
今回はモンステラの花、その咲かせ方について見ていきましょう。
モンステラの花の特徴や実について!咲かせ方の条件とは?
モンステラは1年を通して緑の葉っぱをもつ常緑樹ですが、その1年の中で最も成長する6月~9月、もしくはその後に白い花が咲くと言われています。
咲かせ方のコツとしては暖かい場所、地植えで大きく育てる事が必須条件となります。
モンステラの花を咲かせるには適した温度と湿度があります。
10~30度が適温で5度以下にならないよう管理します。
湿度は60パーセントがベストです。
また1日1回は日の当たる場所であれば日陰でも育ちます。
通常の鉢植えでは生育が難しいらしく、大きい鉢か地植えで育てると成熟するタイミングで花を咲かせます。
日本では小笠原諸島や四国、九州、沖縄などの暖地で多く見られるそうです。
モンステラの花はサトイモ科でよく見られる花の形をしています。
20cmほどの大きさになります。
その形は特徴的で、肉穂花序(にくすいかじょ)という肥大した棒の様な花軸の表面に花柄を持たない花が密集しているものに、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる肉穂花序を包む大形な苞で形成されています。
モンステラの花は芳香をもち甘酸っぱい香りがします。
開花後に結実し実を収穫出来ます。
また品種によっては実を食用として売られている所もあるそうです。
結実後1年くらいで成熟した実は花と同じように甘酸っぱい香りをさせ表面の硬い鱗のような皮をはがし白くて柔らかい中身を食べるそうです。
意外と美味しいそうですが、食べすぎには注意しましょう。
食べられる実を付ける品種はモンステラ・デリシオーサといい、「デリシオーサ」の語源は「デリシャス(おいしい)」と同じといわれます。
しかしサトイモ科にあるシュウ酸カルシウムは毒性があるので、大量に食すのは控えたほうが良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私たちが良く知るモンステラは観葉植物としてその葉形や樹形を楽しむ事がほとんどではないでしょうか。
めったに咲かない花は見る機会も少なく、花が咲くことさえ知らない人もいるかもしれません。
しかし日本でも比較的暖地であればモンステラの花を見ることが出来るということで、咲かせ方のコツや条件である暖かくある程度の広さのある場所で育てれば、なかなか見られない花が見られるかもしれませんね。