美しい葉っぱの形でハワイアンジュエリーやアロハシャツなどのモチーフとなっているモンステラ。
自ら育てるとしたら増やす方法も一緒に知りたいと思いませんか？
今回はこのモンステラを挿し木で増やす方法や枯らさないためのコツをご紹介していきます。
モンステラの葉っぱで挿し木をする方法と枯らさないためのコツ！
植物を増やす方法はいくつかあります。
種まき、株分け、接ぎ木、挿し木、水耕栽培など。
その中で挿し木には植物のどの部分を土へ挿すかで言い方が変わります。
新芽なら『挿し芽』、茎なら『茎挿し』、根なら『根挿し』、葉っぱなら『葉挿し』となります。
これを総称して『挿し穂』といいます。
今回は、モンステラの葉っぱを使った『葉挿し』の方法について見ていきましょう。
『葉挿し』には剪定した葉っぱを使用します。
葉っぱだけでは根は出てきませんので、茎の節や気根が残っているものを用意しましょう。
適期は６月～７月がベストです。
気温が２０～２５度の高温多湿で成長期の頃に行うと発根しやすくなります。
挿し木に使用する道具はカビなどの発生を防ぐために清潔なものを使いましょう。
用土も新しい土を用意します。
パーキュライトなど排水性や保水性の土もしくは挿し木専用土を使用しましょう。
挿し木を枯れさせないためのコツとして、清潔でよく切れるハサミで挿し口を潰さないようにカットします。
潰れていると養分や水分の吸収が十分に出来なくなり枯れてしまう原因になります。
用意した鉢へ新しい土を入れ、割り箸などを使って土に穴を空けます。
細心の注意をしながら気根が埋まるぐらいまで挿したら根が出るまで動かさないようにします。
鉢を倒さないように注意しましょう。
一週間くらいは半日陰もしくは日陰で管理し水やりだけして根がでるまで見守ります。
この際、手で触れないようにしましょう。
１ヶ月ほどで発根するでしょう。
十分根がしっかりしてきたところで一回り大きな鉢へ入れ替えます。
明るい日陰で管理しましょう。
モンステラの扱いにおいて注意しなくてはいけない事があります。
この植物の茎には｢蓚酸（しゅうさん）カルシウム｣という毒性の成分が含まれており、茎の樹液が皮膚や粘膜に付着すると被れ、炎症を引き起こします。
取り扱いの際は必ず手袋をしましょう。
またペットを飼われている場合は誤飲しない様に十分気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
独特な葉っぱをしたモンステラの挿し木の方法を見ていきました。
増やす方法としては新芽を使用すると比較的成功しやすいと言われています。
葉っぱだけでは根が出ないので、元気な茎や根が挿し木を成功させるためには重要になります。
そのためにも正しい管理で丈夫で健康なモンステラを育ててたくさん増やせるといいですね。
