モンステラの鉢植えの植え替えは、栽培の中でも重要なお手入れのひとつになります。
観葉植物をはじめとするほとんどの鉢植えの植物に言えることですが、長い期間を同じ鉢で栽培をしていると、鉢の中で根が増えていき窮屈な状態になるでしょう。
いわゆる根詰まりですね。
このことにより根が本来の機能を十分果たせないことで、株全体が弱ったり発育不全になったりしますので、定期的な植え替えを行うことになるのですね。
その時期やタイミングについては、植物の種類によって様々になるでしょう。
ここでは、モンステラの鉢植えの植え替え方法やコツについてご紹介します。
モンステラの鉢を植え替えるには?
モンステラの鉢の植え替えのタイミングは、鉢底から根が出てきたり、鉢に対して株が大きくなりすぎたと感じた時などがわかりやすいでしょう。
一般的には2~3年に1回といわれるそうです。
また時期としては、活発に成長する5月頃から晩夏あたりまでがいいといわれます。
モンステラは高温多湿な環境を好みますので、この時期に植え替えやそれに伴う手入れをおこなうとダメージが少なくてすむのですね。
植え替えの際には、まず現状より大きめの鉢と観葉植物用の土を準備します。
市販の観葉植物用土には、成長に必要な栄養分などがあらかじめ入っていますので、初心者の方や気軽に栽培を楽しみたい方にはおすすめですね。
もちろん土を自分でブレンドすると、その観葉植物により適した環境を作ることができます。
通気性や排水性の高い小粒の赤玉土と水コケが材料のピートモスを7:3の割合で混ぜるのが基本ですが、より水はけなどを向上させたい場合は、赤玉土6:ピートモス:2:川砂2の割合もいいでしょう。
新しい鉢の底に鉢底石を全体の6分の1~5分の1程度まで敷き、その上から用土を入れます。
モンステラの株を鉢から優しく抜いて、根を痛めないように注意しながら根についている土の3分の1くらいを落とします。
その際に腐ったり傷んでいる根を切り整えることで、植え替え後の根の成長や機能が上がるそうですので、覚えておくといいですね。
次に株を新しい鉢に置き、周りに土をかけていくのですが、この際に土を根の周りに隙間なく入れていくこともコツのひとつになるそうです。
そのために、土を割り箸のような細い棒などで突きながら土をいれていくといいといわれます。
植え替えが終わったら水をたっぷり与え、2~3週間は風通しの良い日陰に置いておきます。
なおこの植え替えの後に葉枝の剪定を行うことで、見た目もすっきりして風通しもよくなるでしょう。
次に生えてくる新芽の伸びも期待できそうです。
まとめ
いかがでしたか?
栽培が比較的やりやすいといわれるモンステラですが、手順やコツを正しく守ることで、より自分の理想に近い姿に育てられることでしょう。