大きく丸みを帯びて個性的な葉形のモンステラ。
原産地はメキシコ、中央アメリカ、アメリカの熱帯雨林気候区で、高温多湿を好む観葉植物です。
直射日光を嫌うため、明るい日陰なら十分育てられます。
このモンステラを増やす方法として『挿し木』があります。
今回はこの『挿し木』のやり方、お手入れの方法を見ていきましょう。
モンステラの挿し木とお手入れのやり方について
まずモンステラの挿し木となる「挿し穂」を用意します。
上の葉を2~3枚残し下葉はつけ根から切り取って気根と節を付けたまま剪定したものを使用します。
切り取った挿し穂は気根ごと十分に湿らせたミズゴケで覆ってしまいます。
この時切り口を潰さないように注意が必要です。
潰れたままの状態で土へ挿すと養分や水分が上手く吸収出来なくなり枯れてしまうこともあります。
挿し木の適期は気温が20~25度、梅雨前の生育期になる6月~7月になります。
モンステラは高温多湿の時期がもっとも成功しやすいと言われます。
剪定や切り戻しと一緒に挿し木も行うと良いでしょう。
3号鉢と新しい土、手袋を用意します。
用土は挿し木専用の土で十分です。
手袋が必要な理由は、モンステラの茎の樹液には毒性があり皮膚につくとカブレや炎症を引き起こしてしまうので注意しましょう。
鉢の中へ用土をいれ割り箸などで穴を空けておきます。
準備が整ったらミズゴケで覆った挿し穂を鉢へ挿して行きます。
茎が倒れないように土などを押し固めて工夫しましょう。
支柱を立てるのも一つの方法です。
挿し穂を植えつけたら水やりだけをして後は一切手を触れないようにしましょう。
明るい日陰などで一週間ほど管理します。
およそ1ヶ月経つと発根するでしょう。
新芽が出て根がしっかりとし葉が3~4枚になったところで植え替えを行います。
これを『株上げ』といいます。
一回り大きい鉢に土を入れ挿し木したものを植え替えます。
ミズゴケは付けたまま明るい日陰で管理しましょう。
水やりは土が乾いたらあげると根腐れを防げます。
また、植え替えは出来れば生育期間中に行うと多少根を傷つけても回復が早くすむでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
モンステラの挿し木のやり方について見ていきました。
挿し木には気根と節が必要で根が出るまで鉢を動かしたり直接手を触れないようにします。
また直射日光を避け明るい日陰で管理することが重要です。
上手に育てればたくさん増えてインテリアとして素敵に飾り付けするのも楽しいのではないでしょうか。