モンステラは、サトイモ科モンステラ属に分類されています。

熱帯アメリカに自生していて20から30種類ほど存在しています。

また、自生地では、大きな木の幹に絡み付いて生えているツル性植物です。

直射日光をあまり好まず、薄暗いジャングルに自生しています。

そのため、日陰に強く比較的暗い場所でも育ちます。

また、乾燥にも強い性質を持っています。

葉っぱが特徴的で穴が空いていたり、深い切れ込みが入っていたりと、観葉植物としても栽培され楽しまれています。

インテリアとしても人気があります。

生育が盛んで、すぐに大きく成長します。

大きいモンステラは2mほどにもなります。

モンステラは、子株はできません。

そのため、株分けではなく挿し木というのが正しいと言われていますが、根っこから葉っぱまでを付けているため、株分けと言われています。

モンステラの株分けの最も適した時期は、気温が20℃以上で温度がやや高めになる6月から7月頃です。

この時期は、モンステラの生育期に当たるため、株分けをする際に根っこが傷んだりして、株に負荷がかかったりしても回復しやすい時期になっています。

このように、インテリアグリーンとしても人気のあるモンステラを株分けで増やすには一体どのようにして増やせば良いのでしょか。

また、そのコツとは、どのようなものでしょうか。

モンステラの株の増やし方とは!?

モンステラ 株 増やす

モンステラを扱う際には、いくつかの注意すべき点があります。

1つは、良く切れる清潔なカッターやナイフなどを使用します。

これは、切れにくいと茎の切り口を潰してしまうことになり株分け後の生育に悪い影響が出ます。

切り口を潰さないためには、太くて硬い茎をハサミなどで無理矢理カットしないことが重要です。

また、必ず刃は清潔に保たれているものを使用します。

清潔ではない刃物類を使用すると、切り口からカビなどの菌が感染する危険性があるため注意が必要です。

もう1つは、水などを通さないビニール製やゴム製の手袋を使用することが大切です。

モンステラの葉っぱや茎からは出てくる液体には、毒性があります。

シュウ酸カルシウムが含まれていて、皮膚のかぶれや粘膜の危険性があるため、子どもやペットなどが誤って口に入れないようにすることが大切です。

モンステラも切り分け方は、地上部分に出ている節から出ている気根と呼ばれる部分があり、その気根部を避けてカットします。

また、葉っぱは2〜3枚残し、節も避けてカットします。

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気根部は、株を支えるなどの根っこの役割を担っています。

株分けを行ったら、気根部を土の中に植え込むようにすると、根っこのような働きをするため生育が良くなります。

まとめ

このように、モンステラは成長が早く大きくなりやすく株分けしやすい観葉植物です。

モンステラには、いくつかの注意点がありますが、ポイントを把握して株分けすることで安全に株分けして栽培を楽しむことができます。