モンステラは、ユニークな葉っぱの形をしていて、深い切れ込みがたくさん入っていたり、穴が数カ所に空いていたりと芸術的な立ち姿をしています。
このため、インテリアとしても人気のある観葉植物として人気が高く広く楽しまれています。
このモンステラは大きく成長しやすい植物のため、栽培していると2mほどの大きさになります。
モンステラはサトイモ科モンステラ属に分類されています。
原産地は熱帯アメリカで自生しています。
モンステラは自生地では、2mほどにもなる植物です。
大きな樹木の幹に絡みついて自生しているのでツル性植物です。
モンステラは、薄暗いジャングルに自生しているので直射日光をあまり好まず日陰でも充分に育ちます。
また、乾燥に強い性質を持っています。
生育が盛んなため、あまり大きくさせたくない場合は剪定を行い成長することを調整することができます。
剪定した時にできた挿し木でモンステラは増やすことができます。
モンステラは子株ができないので、株分けというより挿し木で増やすことが一般的です。
この生育が盛んなモンステラは、どのようにすると簡単に増やすことができるのでしょうか。
また、そのコツとはどのようなものなのでしょうか。
モンステラの簡単な増やし方とは!?
モンステラは、いくつかの増やし方があります。
時期としては、モンステラの生育期である6月から7月頃の気温が20℃以上のやや高めになる頃が最適です。
この時期はモンステラにストレスなどの負荷をかけても、回復しやすく元気な傾向にあります。
根っこが傷んでもあまり悪影響がありません。
モンステラが1番簡単に増える方法は、挿し木です。
挿し木をするためには、モンステラには地上に出ている気根と呼ばれる部分がありますので、この部分と葉っぱや茎を避けて10から15cmほどの2〜3節でカットします。
この時に、切り口を潰さないよう、またモンステラがカビなどの感染を起こさないように清潔なカッターなどのナイフでカットします。
太くて硬い茎などを無理やりにカットすることは切り口が潰れる可能性があるため、避けます。
また、モンステラの茎にはシュウ酸カルシウムと呼ばれる毒性の強い物質が含まれているため、カットする際は水などを通さないビニール製やゴム製の手袋を使用し、皮膚や粘膜を毒性の物質から保護しながら作業をすることをおすすめします。
この気根が付いた挿し木を土に挿し木します。
気根が根っこの役割を果たし、簡単に根っこがつきます。
まとめ
このように、モンステラは日陰でもよく育ち、比較的簡単に大きく成長する観葉植物です。
剪定を繰り返し行うことで、挿し木の苗もできます。
剪定を兼ねて挿し木をして増やして行くのも、鑑賞以外にも楽しめる要素となっています。