熱帯アメリカ原産のサトイモ科のツル性または半ツル性植物モンステラ。
大きな葉っぱには切れ込みがあり、茎は太めで節間から気根を出す個性的な樹形をしています。
今回はこのモンステラの根上がりの方法について見ていきます。
モンステラの根上がり方法について
モンステラは観葉植物としてたいへん人気があります。
なんといっても室内での栽培に適しており常に日当たりの良い場所でなくても構わない事から、個性的な見た目とは裏腹に比較的育てやすい植物と言えます。
栽培するうえでのポイントは、直射日光を避ける、水やりの管理は正しく、剪定と仕立です。
日陰でも育つモンステラに直射日光は大敵です。
室内なら明るい日陰で屋外なら半日陰くらいがちょうど良いでしょう。
水をあげたら風通しの良い所へ置いて葉っぱ全体にも葉水をします。
病害虫予防になります。
適切な時期に剪定しモンステラの樹形を保ちます。
そして根上がりなどをして仕立てることも大切です。
そもそもモンステラの根上がりというのはどういう状態の事を指すのかを先にご説明します。
根上がりとは幹上がりとも言い、モンステラの根がどんどん伸びていって上の方に葉っぱがある状態のことを言います。
モンステラ自身の幹や気根で自立するように仕立てるわけです。
モンステラは成長が早くあっという間に葉っぱも広がりを見せ、あちらこちらと伸びていくので場所をとります。
そんな時、根上がりにして横に広がらない方法があります。
根上がりの方法やコツは、ひたすら「古い葉っぱを切り落とし新しい葉っぱを展開させる」これを繰り返します。
当然根が伸びてくると横に広がるか曲がりますので、直立させるためには支柱が必要です。
この支柱と茎を紐などで結び固定させます。
この時に葉柄ではなく下の方にある一枚目と二枚目の間の茎を結びましょう。
支柱と茎の間は余裕を持たせて結びます。
あまり固く結んでしまうと茎の成長の妨げになります。
モンステラはツル性の植物なのですぐに誘引されるでしょう。
モンステラは少しの日差しでも十分育つ植物ですが、日当たりがあまり良くないと早くのびても細く貧弱でみすぼらしい茎になってしまいます。
がっちりとした茎にするためには日当たり良く半日陰くらいの場所で管理しましょう。
太くて丈夫な木に成長していきます。
新しく出てくる気根は大事にして根を増やしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
モンステラの根上がりの方法は古い葉っぱを落とし新しい葉っぱを展開させ、支柱と茎を結びんで広がりを防ぎながら成長させます。
太くて丈夫な木に育つモンステラを想像しながら挑戦してみてはいかがでしょうか。