個性的な葉を持つモンステラを一層引き立てているのが、斑入りモンステラと呼ばれるタイプです。
深緑色の葉に白色や黄色のアクセントは、斑のないモンステラとは一味違った魅力がありますが、葉焼けにより黄色く変色した葉とはどのように違うのでしょうか。
ここでは、モンステラの斑入りと葉焼けの見分け方のコツについてみていきましょう。
モンステラの斑入りと葉焼けの違い
南国風テイスト溢れる観葉植物のモンステラ、斑入りではない通常のタイプも人気を集めていますが、希少性が高く洒落た雰囲気を醸し出す斑入りも、多くのファンから注目されています。
斑入りのモンステラとしては、「モンステラ・デリシオサ・バリエガタ」や「モンステラ・アダンソニー・バリエガタ」が代表的な種類ですが、実はこの斑入りの箇所は葉緑素が抜けている状態です。
葉緑素がない訳ですから光合成もおこなわれていません。
モンステラの葉焼けは、直射日光が原因で葉の組織が破壊された状態を指します。
葉の色は黄色や黒ずみを帯び、組織が破壊されている訳ですから光合成もできていない状態です。
モンステラの斑入りと葉焼けの見分け方は、それほど難しいものではないといえるでしょう。
斑入りのモンステラは、購入時に葉に斑が入っている状態です。
環境により斑が消えたり、再び現れたりする場合もありますが、基本的に最初から斑入りと分かる状態です。
もちろん、葉の病気やストレスなどのアクシデントにあわない限り、成長過程において枯れることはありません。
もともと深緑色の葉が黄色くなるのが葉焼けです。
ある日突然、モンステラの葉が黄色くなった場合には、モンステラの置き場所をよく観察してみましょう。
天候の良いとき、時間帯によっては直射日光がモンステラの葉にあたっているはずです。
葉焼けをおこしたモンステラの葉は、直射日光をあてないようにしても再び正常になることはありません。
そのままでは枯れに繋がるため、取り除くのが適切な対応です。
まとめ
ここまで、モンステラの斑入りと葉焼けの見分け方のコツについてみてきました。
斑入りのモンステラの斑は、はじめから葉に斑が入っています。
対して葉焼けは、もともと深緑色の葉だったものが、強い日差しを受け黄色く変色したものです。
つまり、あらかじめ斑がはいっていたか、深緑色の葉が突然変色したで見分けることができます。