「気根」とは、茎や枝から空気中に伸びだした根のことを言います。

養分や水分を吸収し、場合によっては支える支柱の役目もあります。

モンステラにも気根が出てきますが、どのような処置をとったらよいのでしょうか?

モンステラの気根を切る方法は?

モンステラ 気根 切る

モンステラは地中と地表に根を持っている植物です。

気根は吸収したり、排出したりする働きを持っていますが、自生している野生のモンステラは、他の植物に巻き付いて均等を保ったりしています。

表に出ている気根は、切り取ってしまって大丈夫です。

切る場合には、気根の途中で切ってしまうと、2つに分かれてしまう可能性がありますので、必要なければ茎のぎりぎりの所で切った方がいいです。

また、伸びて土に到着してしまっている気根には注意してください。

土に触れている気根は、本体を支える役割を果たし、土の中の水分を吸収しています。

このような気根は切り取ると傾いたり、かっこうが悪くなってしまうので切り取らない方がいいです。

見栄えを良くしたいのなら、土に到着する前に、気根を切り取ってしまった方がいいですよ。

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気根は、空気中の水分を吸収して育ちます。

適度に湿度のある場所を好み、乾燥している所では成長しにくくなります。

気根をわざと伸ばし、エキゾチックな、ワイルドな雰囲気を楽しむ方もいます。

多すぎて根が詰まるのは困りますが、適度に切り取り、雰囲気を楽しむのも観葉植物の醍醐味ではないでしょうか。

伸びてしまった気根の利用の一つに、植えつけると増えていく性質もあります。

植え付けには他の方法もありますが、気根を伸ばしておいて、もし本体の茎にトラブルが起こって再生できない場合の、万が一の予備として増やしておく方もいます。

その場合には、気根のある茎の部分を10㎝から15㎝ほど切り取り、土の入った鉢に、気根を下にして挿します。

肥料はまだいりませんが、水をかけてあげます。

茎が倒れないように土を敷き、切り口はつぶさないようにしてあげると、新しい芽と根が張ってきます。

まとめ

インテリアとしても人気の高いモンステラですが、お手入れも簡単で繁殖力も強いので、放置したままでいるとあっという間に気根が張り巡らされて大変なことに、なんていう事態にもなりうる可能性があります。

最初は気根を切ることに躊躇してしまうと思いますが、切り取ってもモンステラ自体には悪い影響はありませんので、思い切って、切ってしまって大丈夫です。

ご自分の部屋の雰囲気に合わせて、気根を整えてあげてください。