モンステラは、その名前を知らなくても、「ハワイを象徴する植物として、ウミガメと一緒に図案化されている」といえば、思い付くかも知れません。
そんなモンステラは、オフィスやショップなど、室内で多く見かけるでしょう。
モンステラを室内で育てることについて調べます。
モンステラ 室内での土
水はけの良さの重要性
室内でモンステラを育てる場合は、できるだけ水はけが良い用土と、適した環境に置くことが大切だといわれています。
特に用土選びには、気を遣う様です。
モンステラは、湿気を大変嫌うため、葉の縁にある水孔(スイコウ)から余分な水分を外に出すだけでは間に合わない場合は、鉢の中に溜まり過ぎた水分で根腐れを起こす可能性があるともいわれているからです。
その様なことにならないために、用土の配合には「水はけの良さ」が重要だということです。
室内で育てているモンステラと腐葉土
室内で育てているモンステラは、一般的に、「観葉植物用の用土:赤玉土:鹿沼土=2:1:1」の割合で配合することを基本の目安にしているといわれています。
観葉植物用の用土には、観葉植物にとって必要な成分が調整されて、配合されている様です。
その成分の中には、腐葉土も配合されている様ですから、始めからモンステラを置く環境が湿気の多い場所だと分かっている様なら、植え付け前に水はけ対策として、川砂などを先に入れておきましょう。
腐葉土は、自然の素材から作られているので栄養価は高い様ですが、虫が発生する恐れや、ニオイが出る可能性があるともいわれているので、室内で育てるには、向いていないと考える人もいるそうです。
その点、ピートモスは、消毒済みで扱い易いことから、水はけの良さとニオイの発生を避けたいと考えるなら大変役に立つといわれています。
モンステラのための用土を自分で配合する
自分で配合する場合は、「小粒の赤玉土:ピートモス=7:3」の割合を基本の目安にすると良さそうです。
これよりもさらに水はけ良くしたい場合は、「赤玉土:ピートモス:川砂類=6:2:2」の割合に配合するのもおすすめだそうです。
中には、ピートモスを使わずに、栄養価の高い腐葉土を配合する人もいる様ですが、これには、モンステラを置く環境によっては、賛否が分かれるところだそうです。
ピートモスのpH値を考える
pH値5.5~6.5の弱酸性が適当といわれているモンステラにとって、ピートモスは、さらに酸性に近く、強酸性といわれています。
もともとの用土のpH値がアルカリ性に傾いているなら、酸性に傾ける(戻す)役目を果たすピートモスが大いに役立つそうですが、ピートモスを配合した用土のpH値を測定して、酸性が強い場合はアルカリ性用土を配合して調整するか、調整済みのピートモスを使う方法で解決できるでしょう。
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まとめ
室内で育てているモンステラに使われる用土は、「水はけに重点を置いた配合にすること」が大切だと分かりました。
そこで、おすすめの用土の目安は、
①「市販の観葉植物用の土:赤玉土:鹿沼土=2:1:1」の割合で配合し、水はけの良い素材を加える
②「小粒の赤玉土:ピートモス=7:3」の割合に配合する
③さらに水はけ良くしたい場合は、「赤玉土:ピートモス:川砂類=6:2:2」の割合で配合する
などが良さそうだと分かりました。
腐葉土には、虫が発生したり、ニオイが発生することを用心して、室内で育てているモンステラには、その使用を控える傾向があることも分かりましたが、モンステラを置く環境がそれぞれ違うこともあり、賛否が分かれることも分かりました。
pH値も気になるところではありましたが、ピートモスを使うのであれば、なおのこと、「pHメーター」を持っていることも必要なのかも知れないと思いました。