モンステラは、大変丈夫な植物なので、ほとんど手がかからないといわれています。
害虫や病気の心配もほかの植物と比べては、少なく、乾燥にも強い様です。
また、鉢植えなら、置き場所をある程度変える(移動する)こともできるので、万が一の場合も植え付けた場所で失敗したと悩むこともないでしょう。
もし悩むとすれば、それは、鉢植えに適した用土を使っているかどうかだといわれています。
鉢植えのモンステラには、用土選びは、とても大切なポイントだということです。
鉢植えのモンステラの用土について調べます。
モンステラの鉢植えに適した土
鉢植えのモンステラに最も必要なこと
モンステラは、ほかの植物と違って、手がかからないことでは優等生だと説明する栽培者もいる様です。
ですが、実は水はけが悪いと根腐れを起こして枯れてしまう可能性があるともいわれています。
鉢植えのモンステラは、「高い栄養価よりも水はけの良さ」を優先するそうです。
用土を自分で配合する場合は、「水はけの良さを第一に」考える必要がある様です。
腐葉土は控える方が良いのか?
初心者や不慣れな栽培者でなくても、鉢植えのモンステラなら、市販の観葉植物用の土で十分に育てることができるといわれていますが、心配なら「観葉植物用の土:赤玉土:鹿沼土=2:1:1」を試してみると良いでしょう。
大切なのは、モンステラを置く場所の環境(寒暖乾湿)を考えて調整をすることだそうです。
というのも、「観葉植物用の土」には、腐葉土が配合されているために、多少のコバエなどが発生する場合があるからだそうです。
その対策として、赤玉土や鹿沼土を配合したり、鉢に化粧石(装飾用の石)を敷き詰めるなどして、なるべく湿気を抑え、風通しを良くする工夫をすると良いそうです。
用土を間違った結果
鉢植えのモンステラの用土を、「野菜、花用の用土」で代用した栽培者がいた様です。
モンステラは、徐々に元気をなくし、とうとう枯れてしまったという話でした。
原因は、用土の「水持ちの良さと栄養価が高過ぎる」ということだったそうです。
モンステラにも、定期的な肥料は必要の様ですが、何よりも水はけの悪さは、急激にモンステラを弱らせる様です。
鉢植えのモンステラにおすすめな土の配合例
自分で配合する時の目安になる配合率は次の様にいわれています。
- 基本の用土
小粒の赤玉土:腐葉土=7:3
- 水はけを上げたい場合の用土
小粒の赤玉土:腐葉土:川砂(ピートモス)=7:2:1
- 虫やカビを抑えた用土
小粒の赤玉土:ピートモス=7:3
なお、この配合例は、一例であり、必ずしも全てに当てはまるということではないそうです。
参考にして、モンステラを置く場所の環境(寒暖乾湿)に合わせ、自分なりの配合を行ないましょう。
まとめ
モンステラを鉢で育てる場合は、「土なら、何でも良い」ということでは、決してありませんでした。
鉢植えの用土に、例えば、地植え(野菜や花など)用の用土を使ってしまうと、ほとんどの場合、モンステラは枯れてしまうといわれています。
それは、水持ち(湿気が多過ぎる)と栄養価(虫や病気の発生)が高過ぎることが原因になるからだということでした。
鉢植えのモンステラには、その性質からも、野菜が良く育つ様な環境は、返って逆効果になってしまい、失敗し易いのだと分かりました。
とにかく、鉢植えのモンステラには、「水はけの良さ」が求められる様でした。
もともと、乾燥には強いそうですから、水はけの良い用土選びを心掛けるのが一番だということも分かりました。
用土の配合は、鉢植えのモンステラを置く環境によって違うこと、環境が違えば、配合率も変わることが分かりました。
だからこそ、自分で配合することは難しいことだし、楽しいことだと改めて感じました。