モンステラは、観葉植物としても人気がある植物です。
葉っぱはとてもユニークな形をしていて、深い切れ込みがたくさん入っていたり、穴が空いていたりと、飾るだけでもおしゃれな空間になります。
そんなモンステラを増やす方法として茎伏せというものがあります。
では、その茎伏せとは一体どのような方法なのでしょうか。
また、その時に注意することとはどのようなことでしょうか。
モンステラとは?
モンステラは、サトイモ科モンステラ属に分類される植物です。
原産地は熱帯アメリカに自生していて大きな幹の樹木に絡みつくようにして生えています。
そのためツル性植物と呼ばれています。
薄暗いジャングルなどで自生しているため、直射日光などをあまり好まず日陰でも生育することができます。
モンステラは乾燥に強いため水やりを頻回に行わなくても枯れることなく栽培することができます。
また、生育がよくどんどん大きくなる性質を持っています。
成長すると、2mほどの大きさにまで成長します。
そのため、あまり大きくしたくない場合や、形を整えたい場合は、こまめに剪定を行う必要があります。
また、モンステラは子株ができないため、増やす時は株分けというよりかは挿し木を行うのが一般的です。
挿し木にも茎挿しと茎伏せの2種類ありますが、気根と呼ばれる地上部分に出ている根っこがある場合は茎挿しにしますが、気根がない場合は茎伏せがおすすめです。
モンステラの茎伏せでの増やし方とは!?
モンステラは、サトイモ科モンステラ属の植物で、シュウ酸カルシウムと呼ばれる毒性の高い液体を樹木から出し、皮膚や粘膜を傷つけることがあります。
そのため、剪定を行う場合は、水を通さないビニール製やゴム製の手袋を着用して剪定する必要があります。
次に、挿し木の切り口を潰さないようにすることが重要です。
そのためには、カッターやナイフなどでカットします。
硬くて太い茎をはさみなどで無理な力を加えてカットすると切り口が潰れます。
切り口が潰れると、後に、挿し木の成長がうまくいかなくなる場合があります。
また、清潔なカッターなど使用し、挿し木にカビや菌の感染を起こさないようにします。
茎伏せは気根がない場合に行います。
茎伏せは、土の上に挿し木を平らに置いて発根させます。
鉢に底石を敷いて観葉植物の土3:鹿沼土1:赤玉土1を混ぜた土を入れ、その上にモンステラの挿し木を平らに置きます。
茎の下半分だけ土に埋めるようにし切り取った葉の切り口が上になるようにします。
そのあとは、新芽が出てくるまだ土が乾かないように栽培します。
まとめ
このように、モンステラは生育もよく挿し木にするとどんどん増やすことができます。
気根の有無で挿し木の方法は少し変わりますが、大きなモンステラから挿し木で増やした小さなモンステラまで、幅広いモンステラを飾って楽しむことができます。