迫力ある葉が特徴的なモンステラ。
熱帯アメリカ原産の半つる性の植物になり、切り葉等の挿し木によって増やすことができます。
増やし方について、分かりやすく説明します。
モンステラは葉で増やすことができるの?
モンステラは、幹が上に伸びる性質の立性と、ほかの幹にからまり伸びていくつる性の両方の特性をもつ半つる性の植物になります。
葉で増やすためには、幹に節がある場合に限り、水挿しで増やすことができます。
葉だけになったものでは、根・芽が生えてこないので、増やすことはできません。
モンステラを切り葉で増やす!増やし方は?
モンステラを、切り葉で増やしている方も多いと思います。
この方法は一般的には水差しという挿し木になります。
ちなみに、挿し木とは、植物を増やす繁殖方法のひとつであり、親木となる植物の一部(葉・枝・根)を切り取り、水、もしくは土に差して発根・発芽させる方法になります。
モンステラは、この方法で増やすことができます。
増やす作業を行う季節は、5~7月がおすすめです。
モンステラは熱帯アメリカ原産の植物ですので、日差し・湿度を好みます。
作業を行う時は、気温20℃前後、湿度の高い梅雨時に行うことをおすすめします。
モンステラの切り葉としては、2~4枚ほどの葉、気根の付いた茎が最適です。
この状態になるよう茎をカットしたら、用土を入れた鉢に植え替えた後、たっぷりと水を与えましょう。
モンステラは乾燥を嫌いますので、発芽するまではしっかりと水を与え、切らさないようにします。
新しい苗を買って育てるより、時間はかかりますが、発芽率は高く、そうそう枯れることはありません。
ですが、水不足、日照不足によって、枯れることもありますので、1日1~2回は水の色、葉の色等を細かくチェックすることをおすすめします。
まとめ
モンステラの学名Monsteraは、ラテン語monstrumが語源です。
意味は、奇怪・異常。
この名が付けられた理由のひとつは、葉っぱの形状にあります。
モンステラの葉は、一般的な観葉植物の葉と比べれば、大きく濃い色をしています。
また、葉には大きな切れ込みが入っており、独特な雰囲気があることから、モンステラと名付けられたとのことです。